AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
位相ベース動画像解析手法を応用した常時微動下における構造物固有振動数計測
赤尾 栄士郎古川 愛子
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 7 巻 1 号 p. 331-341

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抄録

構造物の振動計測には一般に加速度センサが用いられるが,構造物によってはセンサの設置が物理的に困難な場合がある.近年,デジタルカメラで撮影した動画像を解析し,非接触で構造物の振動を計測する手法が提案されている.本研究では,位相ベース動画像解析手法を用いて固有振動数の計測を試みる.本手法は変位振幅が小さい場合の計測に適しているとされているが,風荷重や交通荷重などの外力が極めて小さい環境では,構造物の振動自体が微小となり,計測精度の低下が課題となる.そこで本研究では,長時間撮影した動画像を複数の短時間セグメントに分割し,各セグメントに対して動画像解析を行い,得られた変位フーリエ振幅を平均化することで,より安定した固有振動数の推定を試みた.2 層フレーム模型および照明柱への適用により,提案手法の有用性を確認した.

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