AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
北海道市町村における地域公共交通徒歩圏人口割合の将来変化に関する定量分析
浅野 黎長井 宏平
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 7 巻 2 号 p. 136-147

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抄録

人口減少下で持続可能な地域公共交通の再構築に向け,北海道市町村を対象に将来推計人口とGIS を用いた空間分析手法を横断的に適用し,鉄道・バスの徒歩圏内人口割合「公共交通カバー率」の将来変化(2025~2050 年)を定量分析した.全道のマクロ分析では,推計データの構造的特性を反映し,郊外や過疎地の無居住化が進む相対的な人口集約により,カバー率が上昇する傾向を確認した.一方,市町村別のミクロ分析により,マクロ傾向に反してカバー率が低下・横ばいとなる地域が存在することを示し,産業・地形・都市規模等の地域特性が形成する空間構造の差異が,公共交通カバー率の将来推移パターンに影響を与えることを整理した.本研究で示した広域横断的な比較と類型化は,EBPM の実践や地域特性に応じた持続可能な公共交通を構築する際の基礎知見となり得る.

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