インフラメンテナンス実践研究論文集
Online ISSN : 2436-777X
実践研究論文集
供用55年後のPCT桁橋の外ケーブル補強
清水 隆史内海 天翼野々村 敏博玻座真 翼
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2025 年 4 巻 1 号 p. 21-28

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抄録

 東名高速道路逢妻女川避溢橋(単純PCT桁橋,桁長36.49m)は,供用後約55年経過した単純PCT桁橋である.上部構造の健全性を把握するためPCグラウト充填状況に関する詳細調査が実施され,複数の調査対象箇所でグラウト充填不足が確認されたことから,2023年にフェールセーフとして設置する外ケーブル補強設計を実施した.ここでは,外ケーブル補強にあたり,過補強あるいは補強不足とならないような適切な補強量を検討した実務での設計事例を紹介する.

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© 2025 公益社団法人 土木学会
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