土木学会論文集
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舗装道路の建設と維持修繕に伴う環境負荷とコストのライフサイクル評価
天野 耕二牧田 和也
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2000 年 2000 巻 657 号 p. 57-64

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抄録
舗装道路 (アスファルトおよびコンクリート) の建設と維持修繕に伴う環境負荷とコストについて, 様々な維持修繕モデルケース別に, 設計解析期間30年間にわたる LCI (Life Cycle Inventory) を初期建設段階と維持修繕段階に分けて集計し、環境負荷・コスト両面からみた道路舗装のライフサイクル評価を試みた. 建設・維持修繕いずれの段階においても, 再生材料の活用により環境負荷を最大40%程度削減できることがわかった. アスファルト舗装については, 維持修繕段階の占める割合が環境負荷・コストともに全体の40~50%となった. また, 打換え工事の少ない軽微な補修を繰り返す維持修繕モデルケースがすべての環境負荷項目・コストについて有利であった.
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