抄録
ハイブリッド桁は強度規格が異なる鋼板でウェブとフランジが構成された桁であり,引張フランジのみに降伏強度が500MPaの高強度鋼を用いた合成ハイブリッド桁の限界幅厚比や終局強度を把握するため,合成桁正曲げ部に着目し,ウェブ幅厚比,材料強度をパラメトリックに変化させた弾塑性有限変形解析を行った.その結果,JSSC基準案より薄肉,かつアスペクト比の大きなウェブを持つ合成ハイブリッド箱桁においても,ウェブ幅厚比にかかわらずウェブの座屈等による強度低減は見られないこと,終局強度は概ね全塑性強度で評価できることがわかった.さらに,500MPa鋼材および合成ハイブリッド箱桁はユーロコードの適用外ではあるが,ユーロコードの終局強度の全塑性強度に対する低減式より若干良好な評価が可能となる結果となった.