抄録
本研究では,気象庁87型地震計で観測された地震記録をもとに,減衰比1%,2%,5%,10%および20%の応答スペクトルの距離減衰式を構築し,5%減衰の応答スペクトルを基準とした各減衰の応答スペクトル比に,マグニチュード,震源距離,震源深さ,地盤条件が与える影響を検討した.さらに,距離減衰式から予測される応答スペクトル比と実地震記録を用いて算出した応答スペクトル比を比較し,その推定精度を検討した.以上の検討をふまえて,5%減衰の応答スペクトルを任意の減衰定数の応答スペクトルに換算する方法を示した.