抄録
2009年8月に発生した静岡県駿河湾の地震 (Mj6.5)により,東名高速道路牧之原SA付近における盛土法面が崩落し,通行機能の不全につながった.この経験を踏まえた今後の高速道路盛土の耐震性評価のためにも,当該地点の地震動を推定することは非常に重要である.そこで本研究では,盛土崩落地点近傍での地震観測結果および常時微動計測結果などに基づいて,当該地点におけるサイト特性を評価した.そして,経験的サイト増幅・位相特性を考慮した強震動評価手法を用いて当該地点での地震動を推定した.さらに,当該地点近傍における墓石の転倒解析を実施し,地震後の墓石の状況と推定地震動との間に矛盾がないことを確認した.