土木学会論文集C
Online ISSN : 1880-604X
ISSN-L : 1880-604X
和文報告
矩形大断面切羽の崩壊機構と引張部材としての鏡ボルトに関する考察
山地 宏志小西 康人海原 卓也小島 芳之吉田 秀典櫻井 春輔
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2007 年 63 巻 2 号 p. 344-357

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抄録
 切羽の安定はトンネル等の掘削工事において最も重要であるにもかかわらず,その崩壊機構やその発生原因が十分に解明されていない.したがって不適切な対策工の設計がなされる可能性もある.これは被りが薄い掘削工事等では,上部構造物に甚大な影響を与える可能性が高く,社会的損失を発生させる可能性すらある.本文では,鉄道幹線直下の大型函体掘削・牽引工事の事例を通して,切羽崩壊機構と鏡ボルトの切羽対策工としての役割を論じた.その結果,掘削に伴い切羽に発生する引張応力によって大規模な切羽崩壊が発生する可能性が高いこと,ならびに鏡ボルトの打設により引張破壊を抑止することで大規模崩壊を防止し得ることを確認した.
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© 2007 社団法人 土木学会
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