抄録
これまで,高分解能衛星画像を用いて都市域や森林部等の植生分布の状況把握のために,従来の画像判読や画像分類をはじめ,オブジェクト指向による領域分割と分類について様々な検討が加えられてきている.しかし,高分解能衛星WorldView-3画像情報と高分解能衛星WorldView-2画像情報を利用して都市内の植生分布の特性評価はまだ十分に検討されていない.ここでは,都市内の緑地公園の樹木と芝生の面的な分布形状を評価するために,異なる空間分解能を有するWorldView-3衛星画像とWorldView-2衛星画像のそれぞれに対するオブジェクト指向分類手法と従来の画像分類手法を比較した.比較検討から,より高空間分解能なWorldView-3衛星によるKNN法が都市公園内の植生域評価に効果的であることが示された.加えて,オブジェクト指向分類手法の特徴を生かした新たな都市内緑地公園の植生分布図が考察された.