土木学会論文集F3(土木情報学)
Online ISSN : 2185-6591
ISSN-L : 2185-6591
特集号(論文)
レーザスキャナを用いた施工現場の常時観測における地表面生成技術の開発
櫻井 淳田中 成典中村 健二窪田 諭中原 匡哉平 謙二
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2016 年 72 巻 2 号 p. I_219-I_230

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抄録
 地上設置型レーザスキャナなどで計測した点群データの施工管理への活用が期待される.しかし,施工中の点群データには建機や樹木などの点が混在するため,これらを除去して地表面を抽出する必要がある.さらに,建機などとのオクルージョンによって地表面が計測されない場合があるため,計測タイミングの異なる点群データを用いた補完処理が必要となる.既往の点群データからの地表面抽出手法は,都市部や森林部などの計測成果に適している.しかし,これらの手法を道路や河川の土工に適用した場合,傾斜面や整地されていない地表面を正しく抽出できない課題や,欠損した地表面を補完できない課題がある.そこで,本研究では,連続的に計測した2時期の点群データを用いて,施工現場の常時観測における地表面生成技術を開発し,その有効性を評価する.
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© 2016 公益社団法人 土木学会
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