2020 年 76 巻 2 号 p. I_92-I_103
国土交通省は,令和2年5月までに,技術提案・交渉方式を13工事に適用しており,その適用件数は増加傾向にある.しかしながら,技術提案・交渉方式の一層の適用拡大には,通常の設計・施工分離発注とは異なる技術提案・交渉方式としての設計業務及び技術協力業務(以下,「設計・技術協力業務」という.)の実施手順や,発注者,施工者,設計者(以下,「三者」という.)の役割分担等を明確にし,施工契約締結までの三者の負担を軽減することが課題となる.本稿は,令和元年12月までに,技術提案・交渉方式を適用し,施工完了,又は,施工中の6工事の三者にヒアリング等を行い,設計・技術協力業務の実施状況,負担要因を把握し,技術提案・交渉方式(技術協力・施工タイプ)における設計・技術協力業務の効率化手法を提案するものである.