抄録
「土木」とは,「公共」の観点から望ましい社会の実現を目指す営みであり,その営みを学び,それに参画することは学校教育が目標とする「公共の精神」の醸成をもたらすものといえる.そうした認識から徐々に学校教育現場における「土木」を題材とした実践教育が広がりを見せているものの,取組の継続性や拡大が課題となっている.本稿は,「土木」を題材とした教育活動の継続的かつ広域的な展開にむけた望ましい組織体制の構築や制度設計のありかたを考える上で,他の取組の一助となることを期待して,京都市における「モビリティマネジメント教育」の初年度の取組内容を報告するものである.