抄録
地球温暖化等の気候変動に伴う大雨の頻度増加が指摘されるようになり,各種産業への影響等が懸念されている.特に沖縄県では,亜熱帯特有の高温多雨気候により,赤土等流出を受けやすく,農地や開発事業地等から流出する赤土等は1950年代頃から問題化しているが,未だ解決に至っていない.さらに,沖縄のみならず亜熱帯化が懸念される九州もまた浸食を受けやすい土壌を有している.
本研究では,亜熱帯地域である沖縄県国頭郡宜野座村の農地で赤土等流出実験環境を整備し,1年強行ってきた様々の適応策の赤土等流出抑制効果把握のための現地実験結果を考察している.また,農家が実施可能な適応策を選定し,その狙い等について述べている.