抄録
沖縄県のサンゴ礁生態系に負荷を与えている農地の耕土の流出防止を促進するため,各地域で自立的・持続的に農家の営農対策の促進をコーディネートしていく組織を構築することが求められている.そこで,本稿はこの組織のコーディネーターが担うべき作業の内容を明らかにすることを目的として,聴き取り調査によって,営農対策を促すコーディネート作業の内容を経験知として把握し整理した.そして,営農対策の促進/障害要素を抽出し,その連関構造分析を行ってコーディネート作業のポイントを明らかにした.そして,そのポイントを組み込み,コーディネート作業の内容を形式知として体系的に整理した.