土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
環境工学研究論文集 第50巻
カテコール分解遺伝子導入によるPCB分解菌の分解遺伝子群転写活性の強化
伊藤 拓遠藤 銀朗福田 雅夫宮内 啓介
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2013 年 69 巻 7 号 p. III_223-III_229

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抄録
 ポリ塩化ビフェニル分解菌Rhodococcu jostii RHA1のビフェニル初発分解に関与するbphAa遺伝子の転写は, ビフェニル存在下で活性化するが, ビフェニルの分解産物である安息香酸を添加すると安息香酸から生成するカテコールによって転写活性化が抑制される. 本研究ではカテコールの分解遺伝子catAをRHA1株で高発現させ, bphAaの転写活性, および生育を観察した. catA高発現株では野生株と比べて, カテコール存在下でのbphAa転写活性化抑制が緩和された. ビフェニルを単一炭素源とした場合の生育は, catA高発現株が野生株を上回った. これらの結果から, RHA1株のbphAaプロモーター活性のカテコール存在下での抑制の緩和とビフェニルの代謝能向上が, catA高発現によりもたらされることが強く示唆された.
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© 2013 公益社団法人 土木学会
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