土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
和文論文
緑色蛍光タンパク質によるトリクロロエチレン分解細菌のラベル化
中村 寛治渡辺 健幸
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 70 巻 1 号 p. 11-17

詳細
抄録
 フェノール資化細菌Cupriavidus sp. TW2株は,フェノール誘導されるフェノールヒドロキシラーゼ(PH)によってトリクロロエチレン(TCE)を分解する.本菌株の分解能を常時発現させるため,PH遺伝子群の上流にtacプロモーター(Ptac)を相同的組換えによって導入した.作製された組換え体TW2-P株はTCE分解能を構成的に発現し,フェノール誘導されたTW2株より高い分解能を示した.さらに本組換え体のSingle Cellレベルでの追跡を可能にするため,PH遺伝子群下流に緑色蛍光タンパク質をコードするGreen FluorescentProtein (GFP)遺伝子を,同様に相同的組換えによって挿入した.作製されたTW2-PGF株は,蛍光顕微鏡下で緑色蛍光を発する細菌として,Cellレベルでの観察が可能となった.また,この時GFP遺伝子の導入はTCE分解能に影響を与えず,高分解能を維持した.
著者関連情報
© 2014 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top