土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
環境システム研究論文集 第42巻
海水導入下における諫早湾干拓調整池の懸濁性物質の挙動に関する研究
永瀬 真豪Narumol VONGTHANASUNTHORN三島 悠一郎三樹 祐太荒木 宏之山西 博幸古賀 憲一
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 70 巻 6 号 p. II_167-II_173

詳細
抄録
 2000年のノリ不作問題を契機に,有明海海域環境問題が社会問題となり,諫早湾干拓調整池(以下,調整池)では,調整池排水門の開放に係る環境影響評価が実施されたが,懸濁性物質濃度(SS)の予測,特に海水導入に伴う調整池内SSの凝集沈降現象に関して,検討の余地が残されているようである.本研究では,2002年に実施された短期開門調査結果のSS実測値との再現結果から沈降・巻き上げパラメータを推定し,海水レベルの塩分条件下での調整池のSS挙動と開門後を想定した調整池のSS計算を行い,調整池内での堆積現象について考察した.海水導水による希釈と海水レベル塩分条件下での凝集沈降によるSS濃度減少及び海水導入後における調整池内での堆積が生じることを明らかにした.
著者関連情報
© 2014 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top