抄録
独立型太陽光発電システム(SAPV)では,電力需要に応じて太陽光パネル容量と蓄電池容量を設定する必要がある.近年は,あるタイムステップごとに発電量,蓄電量,需要量の収支を計算し,設備容量を設定する報告が多い.本研究では,日照変化による発電量変動のほか,新たに需要量の変動を上記計算に加えた.また,太陽光パネル容量と蓄電池容量を規定する設計関数を応答曲面法を用いることで求めた.このことにより,SAPVのコスト最適化が数式処理で行えるようになった.50人の仮想集落を対象に,年間停電回数1日となるSAPVの設置コストを求めた結果,20年間稼働する設備として439百万円と算出された.その際の太陽光パネル容量は448kWp,蓄電池容量は683kWhと求まった.