抄録
下水再生水を河川維持や修景に利用するために,処理による生物への毒性の低減効果を把握する必要がある.本研究では,マイクロプレートを用いた藻類生長阻害試験とメダカを用いた胚・仔魚期短期毒性試験によりNF膜とRO膜による毒性の低減効果を調査した.その結果,NF膜およびRO膜処理により,藻類生長に対する毒性の低減が確認された.また,RO膜処理による胚・仔魚期のメダカに対する毒性の低減が確認されたが,アンモニア濃度が高い今回の実験条件においてはNF膜処理による胚・仔魚期のメダカに対する毒性の低減は確認されなかった.