土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
ISSN-L : 2185-6648
環境工学研究論文集 第55巻
環境DNA分析により得られた夏季のアユの生息状況と河川水温の関係性の検討
河野 誉仁赤松 良久乾 隆帝後藤 益滋山口 皓平
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2018 年 74 巻 7 号 p. III_457-III_462

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抄録
 アユは内水面における有用種であるが,近年全国的に漁獲量の減少が報告されているため,減少要因を把握し,適切な資源管理をおこなう必要がある.本研究では,中国地方の一級河川である高津川,小瀬川,太田川,斐伊川を対象に,夏季における河川水温のモニタリングと,環境DNAを用いたアユの生息状況の調査を実施し,アユの環境DNA濃度およびフラックスと河川水温の関係性について検討した.その結果,アユの環境DNA濃度およびフラックスの流程分布パターンは河川によって異なっていた一方,全河川をあわせてみた場合,7月から8月までの平均水温が23℃前後の地点でアユの環境DNA濃度およびフラックスが多いことが示唆された.これらの結果から,本研究対象である4河川では,アユは,夏季における水温選好性がある可能性が示された.
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© 2018 公益社団法人 土木学会
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