鋼橋梁の補修作業の塗膜剥離に用いられるブラスト工法で用いられるケイ砂,溶融アルミナ,ガーネット,フェロニッケルスラグ,銅スラグ,ステンレスカットワイヤーを対象に,濃塩酸およびフッ化水素酸を用いた酸分解を行い,含まれる重金属を定量した.その結果,ケイ砂は非常に低い重金属含有量を示すのに対し,溶融アルミナ,ガーネット,フェロニッケルスラグ,銅スラグは,数千〜1万ppm程度の重金属を含むことがわかった.また,ステンレスカットワイヤーは,ステンレスに元々含まれる量と同じ程度の重金属を含んでいる.発注者および請負事業者には,各研削材および各種ブラスト工法で生じ得る粉塵量を勘案し,それぞれに適切な工法の選定や作業環境の整備が求められると考えられる.