2021 年 77 巻 5 号 p. I_303-I_310
八重山地方のサンゴ礁生態系と共存する持続可能な産業への転換を促すため,事業者,団体,個人などがサンゴ礁生態系の保全に資する行動を促すための緩やかなスキームとして,フレンドシップ登録制度を提唱し,その制度の骨格をデザインした.そして,イノベーター理論とキャズム理論を考慮して,その効果的な普及戦略について分析・考察した.また,赤土流出を抑制する営農対策の普及とその向上を図るため,農地の土壌保全のガイドラインを整理した.さらに,赤土流出量が多いサトウキビの夏植栽培について,対策を行わない場合の損失額を推計し,損失が少なく土壌保全の効果が高い複合対策を明らかにした.