2022 年 78 巻 5 号 p. I_71-I_78
現状の小学生の食べ物を大切にする意識や,食品ロスに関する知識,食品ロスを発生させない行動,および小学生が食育を受講することによるそれらの意識の変化を考察した.現状の小学生は,日頃から食べ物を大切にしており,食品ロスという言葉自体は,ある程度認知されている.そして,食品ロスを発生させない行動の中では,比較的取り組みやすい行動は実践できている小学生が多いが,取り組みにくい行動は,実践できていない小学生が多いことが確認された.また,クイズを取り入れることで食品ロスに関する知識の習得に食育の効果が期待できる.さらに,①食品ロスの発生量の認知度,②その種類,③賞味期限と消費期限の意味の違い等食品ロスに関する知識の習得については,食育による効果が期待できることが明らかになった.