土木学会論文集F
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和文論文
砂礫地盤を対象にした泥土圧シールド工法の地盤変状計測結果に関する一考察
中尾 努古川 衛田村 武
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2007 年 63 巻 3 号 p. 263-276

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抄録
 京都市の地下鉄工事1)では矩形の断面形状を掘削するために揺動カッタ方式のシールド(Wagging Cutter Shield)工法2)が採用された.矩形断面であることから,覆工や地盤の計測3)を実施した他,砂礫地盤を特殊な掘削機構で施工することから,掘進中だけではなく掘進を停止している時にも掘進管理データが収集された.これらのデータを分析することで,砂礫地盤での地盤変状(隆起・沈下)の原因となった操作やその際のシールドの挙動,生じた地盤変状の特徴を明らかにした.また,原因別の地盤変状の算出方法を提案し,掘進を停止している時の作業でも沈下や隆起が生じ,これらの絶対値の合計は施工全体で生じる地盤変状の約40%を占めることなどを示した.これらの知見は一般的なシールド工事にも適用できると考えている.
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© 2007 社団法人 土木学会
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