抄録
下水処理にともない発生する余剰汚泥の可溶化法の一つである高速回転ディスク法を用いて,汚泥を可溶化·減量化する実験を行った.実験結果より,可溶化された汚泥を嫌気性処理することで,汚泥の消化期間を約10日まで短縮できた.さらに,可溶化された汚泥を好気性処理した場合に沈殿槽からの余剰汚泥の引抜量を60%程度削減でき,処理水質も良好に維持できた.加えて,高速回転ディスク法,超音波処理法,亜臨界水処理法をそれぞれ用いた場合の可溶化に要する消費エネルギーを可溶化された汚泥1gあたりに換算して比較した.解析結果から高速回転ディスク法が他の可溶化技術より優れていることが明らかとなった.