抄録
愛知県は,天然珪砂の全国生産量の約70%を占める日本最大の産出地であるとともに,大量の窯業副産物が排出する.現在,この副産物の処分の問題が顕在化するとともに,窯業生産への影響も年々大きくなっており,窯業副産物のリサイクルに対するニーズが高まっている.本文の実施事例では,愛知万博藤岡駐車場工事において,駐車場予定地に埋められていた微粒珪砂通称キラと同区域に廃棄されていた豆砂利を破砕·拡散混合技術により100%有効利用した.また,キラと骨材およびセメントを破砕·拡散混合することにより,都市のヒートアイランド現象対策としての「保水性舗装」と地下水の涵養,交通事故の低減の観点からの「透水性舗装」という相反する機能を同時に有するハイブリッド舗装材料を創出し,バスターミナル歩道部に採用した.