土木学会論文集G
Online ISSN : 1880-6082
ISSN-L : 1880-6082
和文論文
ファイトレメディエーションによる都市河川水中の内分泌攪乱化学物質の除去に関する研究
赤松 良久池田 駿介金井 誠一郎大澤 秀一大澤 和敏
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 66 巻 4 号 p. 201-210

詳細
抄録

 本研究では沈水植物および付着藻類を利用した内分泌攪乱化学物質(EDCs)の除去に関して,室内実験および現地観測によって検討した.室内実験ではEDCsの吸収・除去能力に対して水温が与える影響を検討し,沈水植物および付着藻類のEDCs除去速度を定式化した.また,沈水植物や付着藻類の繁茂が顕著である神奈川県川崎市二ヶ領用水における現地観測から,流下に伴いEDCs濃度が減少していることが分かった.さらに,実験結果から得られた沈水植物および付着藻類のEDCsの除去速度を用いて,この流下に伴うEDCs濃度の減少傾向を再現可能であり,ファイトレメディエーションによる EDCsの除去が期待できることが示唆された.

著者関連情報
© 2010 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top