抄録
砂地盤を不飽和な状態にして液状化強度を高める液状化対策工法が研究されている.著者らは,残留空気の持続性を簡易に検証するために,常温による不攪乱試料と地下水のサンプリングによる方法を提案し,施工時に漏れた空気がトラップされたと考えられた高架橋ニューマチックケーソン(以下,ケーソンと称す)基礎の近傍地盤で実際に実施した.サンプリング試料の圧力や溶存空気の影響について補正方法を示し,求められる飽和度の精度について検討した.この結果、液状化の対象となる砂地盤においてエントラプトエアーとして残留する空気は,約28年間もの持続性を有することを示した.