抄録
本研究では,0.25 mmふるいを通過した珪砂6号にDLクレーを混合した非塑性シルト質細砂を用いて湿潤突固め法により作製した供試体に対して非排水三軸試験を行い,その液状化特性,液状化後の非排水せん断特性,微小ひずみ領域における剛性について検討した.その結果,細粒分含有率0 ~ 50%の範囲において当該率の増加に伴って液状化強度が減少することを示した.また,同じ条件下であれば細粒分含有率が高いほど液状化後の非排水せん断強度が低いことを明らかにした.さらに,液状化強度は,微小ひずみ領域における剛性とは相関が見られない一方で,液状化履歴を与えない場合の非排水せん断強度やダイレタンシーの影響を含んだ軸ひずみ0.1%における割線ヤング率とは良い相関があることを示した.