2020 年 76 巻 1 号 p. 40-51
道路盛土は,地下水の流入等により盛土材料が高含水状態にある場合,降雨時や地震時における安定性の低下が懸念される.このような盛土は,一般に法尻部を浸透性の高いかご枠工等を用いて強化するとともに,水抜きパイプにより盛土内の浸透水を排除する対策が行われている.しかし,盛土内の地下水分布は複雑であり,水抜きパイプが水ミチを的確に捉えてないと,十分な対策効果が得られない可能性がある.本論は,盛土内に砕石改良体を構築し排水パイプと連結して浸透水を排除する工法について,適用箇所で盛土内水位の変化を分析するとともに,対策効果の検証を行った.