抄録
災害から身を守るためには,災害時に適切な対応がとれるよう,災害時の状況をイメージすることが重要であると考える.しかし平時から災害時の世界をイメージすることは難しい.本研究では,災害時のイメージを再現し,自分の住む土地のリスクを直感的に把握することができる手法を検討した.氾濫計算結果のデータより緯度経度等の位置座標を定義し,三次元化したポリゴンを生成する方法でKML化することで,Google EarthやStreet Viewに浸水範囲や浸水深を表示させ,浸水時の世界を自由に探索することを可能にする可視化手法を構築した.