土木学会論文集B1(水工学)
Online ISSN : 2185-467X
ISSN-L : 2185-467X
水工学論文集第61巻
礫堆積時における階段式魚道内の流れとウグイの遊泳行動特性について
青木 宗之
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2017 年 73 巻 4 号 p. I_403-I_408

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抄録
 本研究は,特に階段式魚道内において礫堆積時におけるプール内流況および魚類行動に着目し,魚道機能低下の要因を明確にすることを目的とした.そのために,実験水路に階段式魚道を設置し,水理量の計測および実魚(ウグイ)を用いた挙動実験を行った.
 その結果,渦度ωyに着目することで,プール内流況を把握できることが分かった.また,プール内に礫が堆積していても,魚の遡上しやすい落下流状態を形成していた.しかし,礫が堆積したことにより魚の遡上率Rrは低下し,さらに魚道内を通過する時間および滞留する時間が長くなった.そこで,特にプール内での流れの乱れw'に着目しFFT解析を行った結果,礫が堆積していることで1/fゆらぎを持つ流れとなっていることが分かった.そのため,魚がその場に滞留し,魚道機能が低下したものだと考えられる.
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© 2017 公益社団法人 土木学会
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