土木学会論文集B1(水工学)
Online ISSN : 2185-467X
ISSN-L : 2185-467X
特集(平成30年西日本豪雨災害特別企画)
2018年7月豪雨時の高梁川中流域の被災状況及び数値解析による氾濫状況の検討
赤穗 良輔, 前野 詩朗
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 75 巻 1 号 p. 378-386

詳細
抄録

 2018年7月の豪雨により,岡山県西部を南流する高梁川の中流域では,堤防決壊や氾濫により甚大な被害を受けた.高梁川と成羽川の合流点付近から下流の岡山県管理区間の被災状況を調査した結果,合流点付近の成羽川や,合流点より下流の高梁川と国道180号線が平行している箇所で多くの浸水被害が生じたことが分かった.本研究では,被災状況を現地調査するとともに,洪水の氾濫シミュレーションを行うことにより,浸水メカニズムを明らかにした.また,高梁川と成羽川の合流点付近の落合町阿部地区では越水による浸水被害が生じたが,洪水の住宅地への侵入を防ぐ目的で設置されていた陸閘が閉じていなかったため,陸閘の閉鎖の有無が浸水被害に及ぼす影響を検討した結果,陸閘を閉鎖することで浸水被害を軽減できることを示した.

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top