2019 年 75 巻 2 号 p. I_757-I_762
本研究では,Hybrid Box Modelを用いることで東京湾のように駆動力が複雑で時空間方向に明確でない場合を対象に,流動再現の精度を向上した.その上で,Clegg&Whitfieldモデル,OECD_NEAモデルを参考にした拡散モデルを用いて,放射性物質の河川流入負荷に対し,①二級河川(主に千葉県側)からの流入負荷,②負荷水深,③負荷量経時変化をケーススタディすることにより,河川からの流入特性を把握した.その結果,河川実測値から算出した負荷量を13河川において懸濁態として海底に直接与えることにより東京湾全域における放射性物質の海底土実測値を再現することが可能であることが分かった.