2020 年 76 巻 2 号 p. I_493-I_498
中小河川を中心に浸水想定が未整備の流域における洪水浸水リスクの評価が課題となっている.本研究では,水害に関係が深いとされる災害地名地点において既定の浸水予想区域内の災害要因の組み合わせパターンを抽出し,これを教師データとして,浸水予想区域外の水害地名地点の浸水可能性を簡便に判定する方法を提案した.本手法により,災害素因から想定される浸水未想定区域の洪水被災リスクは全国各地に点在していることがわかった.また,堤防整備等によって浸水しないと判断されている潜在的浸水可能性区域を抽出することができた.