土木学会論文集B1(水工学)
Online ISSN : 2185-467X
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特集(令和2年7月豪雨災害特別企画)
-Editorial- 特集『令和2年7月豪雨災害特別企画』
横木 裕宗内田 龍彦稲垣 厚至塚井 誠人瀬戸 心太横嶋 哲吉川 泰弘椿 涼太斉木 功
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2021 年 77 巻 1 号 p. 230-233

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抄録

 令和2年7月,九州地方では4日から7日にかけて記録的な大雨となり,球磨川や筑後川では記録的な洪水が発生した.その後も西日本から東北地方の広い範囲で大気が不安定となり,江の川,最上川など大河川においても氾濫が相次いだ.近年では,毎年のように記録的な豪雨災害が発生しており,降雨強度だけでなく降雨のスケールが時空間的に大きくなっており,被害が時空間的に拡大している.さらに,令和2年度は新型コロナウィルスによる感染症対策のため,人々の活動が制限される中での災害となった.災害調査データを取り纏め,情報発信することは今後の持続可能な社会を検討する上で不可欠である.土木学会論文集では,災害情報を共有・発信し,防災に関する技術および学術分野の進展に資するために令和2年7月豪雨災害に関する特集を企画した.

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© 2021 公益社団法人 土木学会
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