2022 年 78 巻 2 号 p. I_583-I_588
本研究では川幅の狭い河川を想定して,1本の橋脚を有する1ピア橋梁を用いて流木集積実験を行った.流木長を系統的に変化させて,1ピア橋梁の径間長に対してどれぐらいの長さの流木がくると流木閉塞するかの限界条件を明らかにした.また流木集積によるせき上げ水深を計測し,ポーラス板の結果と比較することで流木集積による河道閉塞率(流水阻害率)を評価した.流木塊を上から撮影し流木捕捉角を評価し,流木長による流木塊による形状の変化を明らかにした.次にデジタルプッシュプルゲージを用いて流木集積によって橋にかかる力がどの程度大きくなるか調べた.