土木学会論文集D3(土木計画学)
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和文論文
フローコリドーの導入が便益をもたらすための利用率の推定
山本 聡史諸岡 康郎武市 昇原田 明徳
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2019 年 75 巻 2 号 p. 90-96

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抄録

 将来の航空交通管理においては,交通需要の大きな都市圏間等を結ぶフローコリドーと呼ばれる細長い空域の導入が検討されている.自律間隔維持の性能を持つ航空機のみが,航空管制を要することなく高効率な軌道に沿って飛行できる空域となる.一方,その外部を飛行する航空機にとっては巨大な障害物となり,その回避のために燃料消費量と所要時間が増加してしまう.本稿では,フローコリドー内部の飛行およびフローコリドーの回避に伴う運航コストの増減を評価し,フローコリドーの導入が便益をもたらすために必要な利用率を明らかにする.評価の結果,一部の大型機が自律間隔維持の機能を搭載しフローコリドーを利用できるようになるだけで,空域全体として便益が得られることが明らかとなった.

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© 2019 公益社団法人 土木学会
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