2021 年 76 巻 5 号 p. I_785-I_792
地方都市圏において,鉄道ネットワークが充実していないことから,鉄道駅へのアクセス手段は徒歩のみではなく,バスや自家用車が大きな役割を果たしている.本研究では仙台市営地下鉄南北線を対象に,開業直後と10年後のデータを用いて,バスを重視した需要予測モデルを提案した.主たる結論は,以下の通りである.1. バスアクセスを考慮する重要性が示された.2. Home Based,Non-Home Based別の鉄道旅客予測モデルを提案し,そのモデルの有効性が示された.