土木学会論文集D3(土木計画学)
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和文論文
容積率規制緩和に伴う超高層ビル建設が鉄道需要に与える影響
山下 洋平日比野 直彦
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2022 年 78 巻 6 号 p. II_142-II_158

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抄録

 東京をはじめとする大都市では,容積率規制の緩和に伴い,都市再開発,超高層ビルの建設が行われている.超高層ビルの建設と鉄道駅整備に要する時間に差があることから最寄り駅では過度な混雑が発生し,快適性だけでなく安全性においても問題が生じている.本研究は,2000年以降に東京都区部に建設された超高層ビルを対象とし,容積率規制の緩和に伴う超高層ビルの建設が鉄道需要に与えた影響を定量的に明らかにしたものである.本研究では,容積率規制緩和制度の変遷,各容積率規制緩和制度を適用した超高層ビルの立地や敷地面積と延床面積の傾向,超高層ビルの用途別床面積と鉄道利用者数の関係等を明らかにした.また,その結果を踏まえ,容積率規制緩和の条件に,用途別の床面積を考慮することの重要性を提案した.

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