2023 年 79 巻 13 号 論文ID: 22-13004
橋りょう・高架橋群の地震時連成挙動を解析的に評価する方法としては,3次元骨組モデルが有効であり,特定の構造物群を対象に評価した事例は多数存在する.ただし,設計実務で延長の長い橋りょう・高架橋群の地震時連成挙動を評価するためには,解析モデルの自由度にも配慮する必要がある.そこで,橋りょう・高架橋群の地震時連成挙動を簡易かつ適切に表現できるモデル化方法を検討した.具体的には,通常の耐震設計で用いられる設計振動単位ごとの質点モデルを基に,それを連ねた簡易なモデルを構築し,周波数応答関数や応答波形について3次元骨組モデルと比較した.その結果,線形挙動の範囲では,支承部での鉛直軸回りの回転挙動を表現することで,柱やく体を質点に集約した簡易なモデルでも地震時連成挙動を概ね表現できることがわかった.