2023 年 79 巻 13 号 論文ID: 22-13003
都市部に多く存在するロッキング橋脚を有する鉄道橋梁の地震時の落橋防止は喫緊の課題である.また,桁の応答変位を制御し,復旧性能を向上させることも重要である.しかし,これらの2つを達成するためには制振装置と落橋防止装置の2つを設置する必要があり,桁座のスペースの制約上,困難な場合がある.そこで著者らは,狭隘な桁座に設置可能で,制震機能と落橋防止機能を兼用できるデバイスを開発した.本研究では,まず要素実験により鋼棒群の非線形特性を確認した.次に,実験結果に基づいて非線形特性を設定し,実際の橋梁モデルを用いて制震機能,落橋防止機能が発揮されることを確認するとともに,提案装置の桁および桁座への取付け部の構造について検討した.