2023 年 79 巻 20 号 論文ID: 23-20033
地方創生を担う「道の駅」の新たな役割の一つとして,異なる交通モードを相互に接続させる「交通結節点」としての機能が提言されている.交通結節点としての機能を持つ道の駅が増加傾向にある一方で,その機能を評価する指標は現時点では明確化されていない.本研究では,交通結節点としての道の駅に求められる設備やサービスに関して整理・体系化を行うとともに,利用者の意向に基づく道の駅施設の利便性,および道の駅の小型車駐車スペースの容量に関する分析を通じて,交通結節点として多様な交通モードが乗り入れることを想定した道の駅施設について,定量的に評価する手法を提案する.