2024 年 80 巻 13 号 論文ID: 23-13151
HDR-S支承とSPR-S支承を対象に,低温環境下が免震支承の履歴特性に及ぼす影響を,実時間/仮動的ハイブリッド実験を用いて検討した.結果の考察は,載荷速度の影響や設定温度が初期載荷挙動や履歴ループ,等価剛性/減衰に及ぼす影響に着目した.載荷速度の影響は両支承で異なる傾向が現れ,初期載荷挙動は設定温度によらず現れた.また,SPR-S支承における内部温度の上昇と等価せん断剛性の増減の関係では既往の研究と異なる傾向がみられた.いずれの支承においても設定温度の低下に伴い等価剛性の増加が確認でき,設定温度が等価減衰へ及ぼす影響は比較的小さいことが確認できた.