2024 年 80 巻 2 号 論文ID: 22-00149
高速道路SA/PAにおける大型貨物車両の駐車マス不足が深刻化する中で,欧州地域での混雑対策として出発時刻管理により駐車容量を拡大するコンパクトパーキング(CP)が実証実験されている.本研究では,CPの我が国への導入が未だ検討されていないことや,駐車容量の逼迫により労働基準法で定められた8時間以上の休息を行う貨物車両に駐車スペースを提供できていない実態を踏まえ,CPを活用して8時間以上の長時間駐車を優遇する駐車シミュレーションの開発を行った.開発したシミュレーションを活用して海老名SA(上り)をケーススタディとして分析を行い,出発時刻表示方法やCPマス数,また出発時刻の順守率の視点から,CPによる容量拡大効果や希望出発時刻との乖離度合いについて定量的に評価を行った.