2024 年 80 巻 21 号 論文ID: 24-21033
ブロック舗装では,一般的には100×200mmのインターロッキングブロック等が車道に用いられているが,優れた景観性の形成や向上の観点から住宅地内,商店街の歩車共存道等へ大型のブロックが利用されるケースが増えてきている.通常のブロック舗装同様に,大版ブロック舗装においても供用性能を確保する上で支持力を把握することは重要である.そのため,路盤厚さと敷設方法等を変化させた試験舗装を施工し,小型FWD装置を用いて支持力評価を行った.その結果,各種条件が大版ブロック舗装の支持力に及ぼす影響の把握ができた.また,大版ブロック舗装の面上変形係数が214MPa以上となる路盤のKP.FWDは352MN/m3であり,この支持力を確保することで大版ブロック舗装の支持力が確保できる可能性が示された.