土木学会論文集
Online ISSN : 2436-6021
特集号(応用力学)論文
シールドトンネルの要素実験を用いた継手部モデルの構築と構造解析への適用
木下 果穂牛田 貴士野城 一栄細田 暁
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2025 年 81 巻 15 号 論文ID: 24-15007

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抄録

 シールドトンネルの実物大セグメントの継手曲げ試験は,継手部の挙動の把握とその適切な評価をする際に重要となるが,実物大試験はコストや時間の面で負担が大きいため,それを補完する数値解析の利用が期待される.そこで本研究では,実物大継手曲げ実験で把握した継手部の挙動に基づいて,三次元有限要素解析におけるセグメント継手部のモデル化法を提案した.さらに,鉄道シールドトンネルのモデルケースを設定し,有限要素解析による回転特性の設定から骨組解析を用いたシールドトンネルの構造解析までの一連の流れを示し,本研究の有用性を例示した.

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