2025 年 81 巻 15 号 論文ID: 24-15027
本研究は,箱型構造物の前壁が構造物周囲の爆風圧特性に及ぼす影響を調べるため,実験および数値解析を行ったものである.まず,米国の防護施設基準の中で示されている構造物に作用する爆風圧特性の評価方法について基礎的な考察を行った.次に,Composition C-4爆薬を用いた爆発実験を行い,箱型構造物前壁の寸法形状の変化が構造物の各面に作用する爆風圧特性に及ぼす影響について調べた.また,実験に対する数値解析を行って実験結果の再現性を確認した上で,数値解析を用いて箱型構造物前壁の寸法形状の変化が構造物周囲の爆風圧特性に及ぼす影響について考察した.