2025 年 81 巻 21 号 論文ID: 25-21022
鉄道のバラスト軌道では,車両の走行や軌道を保守するためのつき固め作業の繰り返しにより,バラストが砕けたり細かくすりつぶされたりする破砕・細粒化(以下,劣化)が生じる.それにより,バラスト内部の排水性が悪化し,水分が多くなるとバラストの強度が低下して大きな軌道変位が生じる可能性が高くなる.そのため,バラストの劣化を抑制してバラストを長寿命化できれば,鉄道の持続可能性に寄与できる.本研究では,ハンドタイタンパを用いたつき固め作業に着目し,ハンドタイタンパの加振条件とバラストの劣化の程度の関係を検討した.また,その結果から,ハンドタイタンパの加振力を最適化するとともに,実物大試験により沈下に与える影響を検討した.さらに,数値解析により,加振条件がバラストの劣化および沈下に与える影響を評価した.