2025 年 81 巻 21 号 論文ID: 25-21023
移動荷重により発生するたわみ量測定技術の向上のため,移動式たわみ測定装置(MWD)走行時の舗装のたわみ量を安価かつ簡易に測定可能な手法の開発を行った.従来の埋設式変位計は埋設作業が煩雑であるため,本研究では,埋設が容易な速度計(ジオフォン)と加速度計を用いたたわみ量算出手法を検討した.室内実験により,ジオフォンの特性を考慮した逆フィルタとハイパスフィルタの併用による信号処理手法を確立し,走行速度に対応した最適カットオフ周波数の決定手法を提案した.また,加速度計は周波数領域で積分演算することにより,基準値との良好な一致を確認した.実環境での検証のため,実測施設を構築し,実走行試験を実施した.その結果,ジオフォン計測値と基準値との誤差が平均2.3%と良好な精度を達成した.